コオロギ楽団

お空の雲さんから招待状をもらってコオロギ楽団は大忙し。
エンマコオロギ『コロコロコロ』
タンボコオロギ『ジャッジャッジャッ』
クマコオロギ『チルッチルッチルッ』
クロツヤコオロギ『キチキチキチ』
ミツカドコオロギ『ジッジッジッ』
オカメコオロギ『リリリリ』
コオロギ楽団は毎日練習です。お陰で虫たちは秋の夜長にキレイな音色が響いて心地よい気分。
コオロギ楽団はコオロギ仲間たちには憧れの存在。そして憧れて上京してきたコオロギのロギくん。練習の音色だけでうっとりです。

コオロギ楽団は今日も練習。でも、何が足りません。その時、ツヅレサセコオロギ『リッリッリッ』と音色を奏でました。空高く雲まで届きそうなその音色。まさにこれだ！と楽団員たちは思いました。音色の主を探すとそれはロギくんでした。まさか僕が楽団の一員になるなんて夢のようだ！
ロギくんの音色も加わりお空の雲さんはうっとり気分になりました。