花ばあちゃん

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とある商店街に花ばあちゃんと呼ばれるお婆ちゃんがいた。
長年この商店街で花屋を営んでおり、花ばあちゃんが育てた花は普通の花より美しく、枯れにくいと評判のお店である。
そんな花ばあちゃんが廃れつつある商店街を盛り上げようと、とある企画を打ち立てた。
その名も、お花見アーケード。
年中お花見が出来るように、と商店街のアーケードに花を飾り付けるというものだ。
四月から始められたこの企画、サクラから始まり、スズラン、バラ、ユリ、ヒマワリ、ダリア、ガーベラ、シクラメン、ポインセチア、シンビジウム、フリージア、チューリップと年間を通じて様々な花で彩られた。
これが話題となり、商店街には活気が戻っていた。

そんなある年の夏の終わり。
「あら、もう何年も毎月来てるけど、この花は初めてね」
「えぇ、そうなんですよ。綺麗でしょ? 実は花ばあちゃんね……」
お花見アーケードに、白いキクの花が美しく輝いていた。
その他
公開:18/11/24 23:55
お花見アーケード スクー

壬生乃サル

2019年(8/8~)
・のんびり55本ノック!
20/55 (11月13日現在)
2019年(~8/8)
・500まで(180本)ノック!完走。
2018年(5/13~12/31)
・壬生の(320本)ノック!完走。

壬生乃サル (みぶ の さる)
https://twitter.com/saru_of_32

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