あきらめた

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私はこの恋にかけている。
彼と一緒にいられればそれで十分だと思っている。

あれから何年の歳月が流れたのだろう。今は『かけていた』『思っていた』になってるし。
年齢には勝てない。
彼と共に暮らす事を夢見ていたけどあきらめる。彼を追いかければ自分が虚しくバカバカしく思えてきたから。
新しい人を見つけた。
きっとこの人は私を幸せにしてくれるだろ、きっと。そうやって自分に言い聞かせてる。

でもあきらめきれない。
一緒になれなくてもこの世界を一緒に感じることは出来るはず。彼が生きている限りは。
私はそれだけで十分幸せ..かも。
そう、あきらめたんだよ、私は。


あきらめましたよ
どうあきらめた
あきらめられぬとあきらめた
(都々逸の一節)
その他
公開:18/11/24 20:19

まりたま

いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。

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