日々

「ねえ。宿題みせて」
「やだよ。宿題は自分でやるものでしょ」
「けち。そうやって、けちけちしていると将来の旦那さんにもお前はただのケチ女だなって言われちゃうよ」
「宿題やってこないのがいけないんでしょ」
「じゃあ、なんで、美佳は宿題やってきているの？」
「だって、学校から課せされた課題だからさ。宿題やってくるのは当然でしょ」
「当然ね」
「なんで、リンカーンみたいな話方をするの？」
「美佳嫌い。宿題みせてくれないなら、もう今後一切私に話しかけないで」
「そこまで！？」
「うん。もう嫌いだから・・・仲直りするためには宿題をみせて」
美佳は仕方なしに由紀にやり終えた宿題をわたす。
「どうぞ」
「ありがとう。心の友よ」
由紀は美佳のノートを開く。
「え？美佳これ何？何も書いてないじゃん」
「親友っていうのは、こういう時に役に立つでしょ」
鼻をこする。
「一緒に怒られよう☆」