0
3

私と同じような人間はこの世界にどれほどいるのだろうか?
他人を卑下し、つまらないことで腹を立て、苦手な人間とは社交性を磨きもせずすぐに遮断してしまう性格を持った、いわば、世俗で言う落第者とやらは。
いたこのような白装束を身に纏い、ご縁がありますようにと他人に言うが、それは正反対の中間辺りの気持ちで自身にも見返りがあるように、御利益がありますようにと便乗しては商売に乗っかろうと考えているのである。
落第した者は、他人の幸福を喜ぶほど、心は成熟していないのである。
冬になれば、こたつに足をいれ、テーブルの上に置いてある成熟したみかんを食べるだろう。
成熟しているからこそ甘みがあり、一つ食べても、また一つと手が止まらなくなる。
未熟さは甘みを忘れ、他人よりも自分を尊重しなけらば、生きていけないのである。
これは世に出回る秘薬もしくは処方箋なのである。
その他
公開:18/11/24 02:22

神代博志( グスク )









 

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容