姿形は変わっても

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学生の僕は高層マンションで一人暮らしをしている。普通に考えると家賃が高そうなこの部屋を僕は0円で借りている。
ここは幽霊が出ると有名ないわく付き物件なのだ。今も僕の目の前で幽霊が食事をしている。
「のぅ、主よ。今宵ここで友の天国行きの祝いをやりたいんじゃが宜しいか?」
そう聞いてくるのは和服の似合う古風な少女。
「いいよ。近所迷惑にならないようにね」
僕はこの子に恋をしている。幽霊だろうと関係ない。僕は幸せだ。
その日、家に帰ると少女は僕に1枚の手紙を残し消えていた。
『私は貴方をお慕いしております。故に生まれ変わることを選びました。黙って此処を出ていくことをお許しください』
その日は一晩中泣いた。
あれから十数年…僕は社会人となり、まだあの部屋に住んでいる。
ある日、家に帰ると一人の少女が僕の部屋の前に座っていた。
その子は僕を見ると「帰ってきたのじゃ」と笑った。
僕は少女を抱きしめた。
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公開:18/11/20 18:56

幸運な野良猫

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