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今日を迎えるまで日の出を何度拝んだか。気を抜けば視界に暗幕が落ちていく。
まだステージの幕が上がってないのに、自分がこの様じゃ笑えない。
ん?あいつは最近入った新入りか。気持ちは分かるがパイプ椅子で寝やがって。
「新入り、起きな!宴が始まるぞ。」
俺は奴のベッドを蹴り飛ばしてやった。
「んがッ!はれ?。」
新入りが寝惚けた声をあげる。
「ほら。今日まで頑張ったんだろ?しっかり見てろ。俺達は裏方だ。備えよ常に、だ。」
「はい!」
俺達がステージを注視する中、ついに宴が始まる。
ライトに照らされ輝く主役達、その輝きを瞳に映し楽し気な観客。
この光景を俺達で作り上げたんだな。
「先輩。俺、今日まで頑張って良かったです。グスッ。」
「泣くのはまだ早え。この後にまた別の宴が待ってんだ。」
「そうでした。気合入れ直さないと。」
「しっかりついて来いよ。」
「はい!」

「「俺達の闘いはこれからだ!」」
青春
公開:18/11/22 01:03

普通のへいわじん

月の音色にて噂を聞きまして。
よろしくお願いいたします。

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