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地下に降り重厚な扉を開ける。
ランプの灯りが目が慣れるまでオレンジの眩い宝石のように見えた。
目が慣れると見えてきたのは、品の良いカウンター。
男が女に声をかけてる。
「俺の年収1京なんだけど、付き合わないか?」
「ごめんなさい、私こう見えてゴリゴリのゴリラなの。ドラミングのできない男には興味ないから。他あたって」
ママがカクテルを出す。
「はい、大五郎をベースにしたカクテル、イエノミダロソーレよ。残念だったわね。振られちゃって」
チャーミングなママが微笑んで男性を促した。
ゴリラ女がママに甘えた声で言う。
「ママ!ホラについて何だけど相談乗ってくれる?」
「いいわよ。マウンテンにはこれ、ナックルウォーキング。ナックルでマスターぶん殴って出た血を犬の散歩の水筒に入れて熟成させたカクテル」
張り切ってホラを言うのではなく、囁くようにホラを吹くそんな紳士淑女とパンダとラッコがいる店。
献杯っ!
ランプの灯りが目が慣れるまでオレンジの眩い宝石のように見えた。
目が慣れると見えてきたのは、品の良いカウンター。
男が女に声をかけてる。
「俺の年収1京なんだけど、付き合わないか?」
「ごめんなさい、私こう見えてゴリゴリのゴリラなの。ドラミングのできない男には興味ないから。他あたって」
ママがカクテルを出す。
「はい、大五郎をベースにしたカクテル、イエノミダロソーレよ。残念だったわね。振られちゃって」
チャーミングなママが微笑んで男性を促した。
ゴリラ女がママに甘えた声で言う。
「ママ!ホラについて何だけど相談乗ってくれる?」
「いいわよ。マウンテンにはこれ、ナックルウォーキング。ナックルでマスターぶん殴って出た血を犬の散歩の水筒に入れて熟成させたカクテル」
張り切ってホラを言うのではなく、囁くようにホラを吹くそんな紳士淑女とパンダとラッコがいる店。
献杯っ!
その他
公開:18/11/19 09:00
更新:18/11/19 22:41
更新:18/11/19 22:41
さささゆゆ
むう
常連になりそうな店
最近生業が忙しく、庭の手入れが疎かな庭師の庭でございます。
「これはいかんっ!!」と突然来ては草刈りをガツガツとし、バンバン種を撒きます。
なので庭は、愉快も怖いも不思議もごちゃごちゃ。
でもね、よく読むと同じ花だってわかりますよ。
Twitter:さささ ゆゆ@sa3_yu2
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