If I Die Young

『If I Die Young』
初めてこの歌の歌詞を知った時は衝撃的で、怒りすら沸いた。

若い母が自分の子を埋葬するのだと、そんな事歌詞にしないで。めいっぱい生きたなんて、自分勝手に終わらせないで。それ以上言葉は出てこないけど不快だった。だけどメロディーは心地よくて。

死は身近で、例えば１ヶ月前に電話した人の訃報を受けたばかり。例えばすぐそこの山でたった１人で遭難し、恐らく寒さと飢えと獣に襲われ今も安否が分からない人の話を聴いたばかり。

「私」は過去で今で1秒先の未来を歩いてる途中で、でもいつ終わるかわかんなくて、私の時間は他人には関係ない事で。

それでも私は死にたくない。生きたい。生きたい。生きたい。生きたくて爆発しそうになる。なのに歌の歌詞をなぞって、頭に刻み付けてる。

反発するのに惹かれてる。(私はきっと悪い男にひっかかるんだ。)最終的に、女の子はそんな結論に行き着いた。