研究の成果

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世の中には幽霊部員、幽霊社員と呼ばれる者たちが存在する。
一般的には、生きているのに、存在感が無くて見えなくなっている者たちの事をそう呼ぶらしい。

そこで、ある科学者がそのメカニズムを解明しようと試みた。メカニズムを解明する事で透明人間を人為的に作り出すのが目的だ。
科学者は長年の研究の末、そのメカニズムを解明した。そして次に自分自身を実験体にして研究の成果を実証して見ようと考えた。
科学者が街へ出てみると、誰一人として自分に気付く者はいなかった。
科学者は喜んだ。
この研究成果を学会で発表すれば一躍有名人になれるだろう。
そう考え、学会で発表したが全く相手にもされなかった。
だから、科学者は奴らに復讐を誓い、実行した。

A氏の場合、自動ドアが開かなくなった。
B氏の場合、通り魔にナイフで刺され、血まみれなのに周りの人々は誰一人として救急車を呼ばなかった。
C氏の場合、死神が見失った
公開:18/11/19 21:47

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