愛の鍵

キィーー！ドンっ！！
「たっ大変だ！人が跳ねられた！救急車！」
あっ私は跳ねられた。。頭の先に熱いものが流れてる。血か。私死ぬのかな？今思えばパチンコにはまって子供置き去りにして、生活保護もらって暮らしてた私は生きる価値がないな。
バイバイ。ありがとう健斗。。

意識が遠のくと、くっきりと男か女かわからない声が聞こえる。
『貴女は愛の鍵を持っている。
もう一度生きるチャンスがある』
『えっ？そんなの持ってない。旦那とは名ばかりですぐ終わったし。愛の鍵なんて持ってない』
『最後にお前は何と言った』
『えっ？バイバイ。ありがとう健斗？息子のこと』
『それに気づいたから生き永られる。親の愛と違い、子供の愛は無償の愛だ。お前がネグレストでも息子はお前を愛している。今も』
私は目から涙が後から後から流れるのがわかった。

目覚める
「母さん！良かった！僕のことわかる？」

私は愛の鍵を持っている。