ラピスラズベリーのタルト
6
7
店内には、果物やクリームの甘さを凝縮したみたいな香りが漂っている。
甘いものが大好きな私は、今日もこのケーキ屋さんにやって来た。甘いものは正義であり、脅威でもあるのだが。
店内をぶらぶらしていたら、センサーが反応した。
タルトだ。深い青紫色は、ベリー系の果実だろうか。
店員さんに聞いてみる。
「これは、ラピスラズベリーって言うんですよ」
ラピスラズベリー。変わった名前。
「見た目が宝石のラピスラズリみたいだからこんな名前になったとか」
一つ気になることがあった。
「何か、果実が所々光ってますよね……これって一体」
「これは、夜空の星の光を吸収した跡らしいんですよ。それが、こんな風に光るとか」
へえ、と頷いた。
切り分けられ、円形のままに店内で販売されているタルト。
何だかそれが、夜空をそのまま切り取ってきたみたいに見えた。
その後、その夜空の一欠片は、私のお腹に収まった。
甘いものが大好きな私は、今日もこのケーキ屋さんにやって来た。甘いものは正義であり、脅威でもあるのだが。
店内をぶらぶらしていたら、センサーが反応した。
タルトだ。深い青紫色は、ベリー系の果実だろうか。
店員さんに聞いてみる。
「これは、ラピスラズベリーって言うんですよ」
ラピスラズベリー。変わった名前。
「見た目が宝石のラピスラズリみたいだからこんな名前になったとか」
一つ気になることがあった。
「何か、果実が所々光ってますよね……これって一体」
「これは、夜空の星の光を吸収した跡らしいんですよ。それが、こんな風に光るとか」
へえ、と頷いた。
切り分けられ、円形のままに店内で販売されているタルト。
何だかそれが、夜空をそのまま切り取ってきたみたいに見えた。
その後、その夜空の一欠片は、私のお腹に収まった。
その他
公開:18/11/18 18:42
たくさん物語が作れるよう、精進します。
よろしくお願いします!
ログインするとコメントを投稿できます