君はどう生きるのか

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ある所に農業に従事する一人の少年がいた。
毎日毎日、朝から晩まで農作物の世話をする生活だった。

ある日、街から来た青年が少年にこう言った。
「街に行けば、短時間で今と同じ収入が得られるよ。俺と一緒に働かないか」
少年は喜びました。正直、こんな泥臭い生活で一生を終えるなんて嫌だったからです。

街に出た少年は青年に教えられた店で働きました。青年の言った通り、短時間で高い給料がもらえました。少年は思いました。
「ああ、僕は今まで何て無駄な事に時間を割いていたのだろう」
その日から少年は寝るのも惜しんで一生懸命に働きました。
少年が働き始めてから二か月が経ちました。
朝、お店に行くと店の主人は少年にこう言いました。
「君は今日でクビだ。君の代わりは今日からこのAIロボットがやってくれる。彼は実に優秀な奴なんだ」
少年は街を離れ、故郷に戻りました。
でも、少年の故郷はダムの底に沈んでいました。
公開:18/11/16 22:48
更新:18/11/17 10:08

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