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亀を助けた浦島太郎は竜宮城へ連れてこられました。そして宮殿の主、乙姫に会いました。
「まあ、私の大事な亀を助けて頂き有難うございます。お礼に宴を催します。心行くまで楽しんで言って下さい。」
「有難うございます。それではお言葉に甘えるとしましょう。」
それから数時間後、浦島太郎は座敷でぐっすり眠っていた。
「乙姫様、準備が整いました」
老亀が乙姫に進言した。
「わかったわ。では、ミッションを開始する。」
プルルル
「もしもし、浦島さんのお宅ですか。あなたの息子を預かった。返して欲しくば、私の指定する時間と場所に5億円を持って来い。警察には連絡するなよ。もし、連絡したら息子さんの命の補償は出来ないよ」
「そんな5億円なんてすぐには準備できません」
「それならお前の命で払って貰おうか。そちらに生命保険の契約書を送る。」
ガチャッ
「乙姫様、上手くいきましたね。これで竜宮城建設時の借金を返せます」
公開:18/11/14 18:45

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