泥棒の指定した女 1(続く)
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一人の泥棒は電話越しに言った。
「私を捕まえるなら、あの人じゃなきゃダメだ」
「無理だ」
相手の警察官は即答する。
「彼女が捕まえてくれるなら、私は今すぐそちらへ向かおう」
「ダメだ、あいつは手が使えない」
「それなら、足でも構わない」
「バカ野郎! いい加減にしろよ」
警察官は声を荒げる。
「こっちは真面目に交渉しているのだが?」
「無理だと言っているだろう。あいつは存在していない人物だぞ」
否定する警察官に、泥棒は冷たく返した。
「嘘をつくな、私は知っているぞ。そこに彼女がいることを」
警察官は呆れて何も返す言葉がなかった。
「無理なら、この電話を切ってもいいのだぞ」
「わかった、言うことを聞く。しかし、時間をくれないか?」
「いいだろう。一時間後、そちらの警察署の入口に彼女を出すんだ」
それだけ言って、泥棒は電話を切った。
「私を捕まえるなら、あの人じゃなきゃダメだ」
「無理だ」
相手の警察官は即答する。
「彼女が捕まえてくれるなら、私は今すぐそちらへ向かおう」
「ダメだ、あいつは手が使えない」
「それなら、足でも構わない」
「バカ野郎! いい加減にしろよ」
警察官は声を荒げる。
「こっちは真面目に交渉しているのだが?」
「無理だと言っているだろう。あいつは存在していない人物だぞ」
否定する警察官に、泥棒は冷たく返した。
「嘘をつくな、私は知っているぞ。そこに彼女がいることを」
警察官は呆れて何も返す言葉がなかった。
「無理なら、この電話を切ってもいいのだぞ」
「わかった、言うことを聞く。しかし、時間をくれないか?」
「いいだろう。一時間後、そちらの警察署の入口に彼女を出すんだ」
それだけ言って、泥棒は電話を切った。
その他
公開:18/11/14 18:44
学生やってます。
やっぱり定期的に書かないと全然書かなくなりますね。
まあ気楽に書いていきます。
小説家志望です。よろしくお願いします。
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