朝、目覚めると俺の義理の妹がゾンビになっていた件 38

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ハロウィンパレード開始時刻30分前、俺達はティナの家の前に来ていた。
外は太陽が地平線に半分隠れ、茜色と闇が共存する神秘的な光景だった。俗に言うところのマジックアワーらしい。
アリサの手には昼間に作ったお菓子の包みを下げている。まあ、ティナは吸血鬼だから食べないかもしれないがこう言うのは雰囲気が大事だ。
コンコンッ
「ティナちゃん、遊びましょ」
アリサはまるで子供を相手するような感じでティナを呼んだ
「よく来ましたわね。歓迎しますわ。おほほほほ。」
ティナも高飛車な態度で対応した。
「ティナちゃん、これ、お土産、お口に合えばいいのだけど・・・」
「まあ、ありがとう。あなた、思ったよりもいい方ね。」
「ティナちゃん、ちょっとおトイレ貸して貰ってもいい」
「俺は着替えたいからシャワールームを貸してくれ」
「もう、しょうがないですわね。更衣室は奥にあるから自由に使って頂戴」
公開:18/11/14 16:09
更新:18/11/19 20:56

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