モルヒネ

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息苦しい。喉に穴が空いているかのように呼吸が漏れる。胸が詰まる。張り裂けそう。いや、もう裂けているのよ。そこから腕を突っ込まれ、肺を鷲掴みにされているの。痛い、痛い、痛い。誰のせい? ねぇ、誰のせいよ。私、こんなに貴方の事を愛しているのに。どうして無視するの? どうして、どうして。私は貴方のもの。貴方は私のもの。そうよ、貴方は私のものなのよ! あははは! なんだ、私バカみたい。何を思い悩んでたのかしら。あははは、あははは! 待ってて、すぐ行くわ。

「お、お前……」
「久しぶりね」
「何の用だ。お前とは別れたはずだ」
「私、首を縦に振った覚えないわ」
「とりあえず、その手に持っているモノを置け!」
「何の事かしら? これは貴方と私が一生添い遂げる為の道具よ!」

ドン。

ふん。知らない女のシャンプーの匂いなんてさせちゃって。でも、もう安心。私の痛みも和らいだわ。これでもう貴方は私の──。
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公開:18/11/08 23:59
更新:18/11/09 00:00
シャンプーの匂いがするモルヒネ スクー

壬生乃サル

壬生乃サル(みぶ・の・さる、みぶの・さる)でございます。

ダジャレ好き。「わけわからん」「なにこれ?」「しょーもな!」それが壬生ワールド。ちょっとした息抜きにどうぞ!

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