朝、目覚めると俺の義理の妹がゾンビになっていた件 35

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「それじゃ、この子の父親は誰なの」
「俺じゃない。」
「私でもないわ。それじゃ、やっぱり」
「ああ、決まっているだろ。あの人だ」
「あの人なのね」
「十中八九、間違いないだろう。」
二人の頭には「ハハハ」と能天気に高笑いをする父親の顔が浮かんでいた。
「これは俺の推測だが、父さんがどこかの畑に無計画に蒔いた種がニョキニョキと発芽して大きくなってしまったのだろう。畑の持ち主のコウノトリさんは想定もしていなかった事態に困惑した。迷いに迷った結果、畑の持ち主のコウノトリさんは「これは私が自分で蒔いた種ではありません。蒔いたあなたが引き取って下さい」とご丁寧にも家まで届けてくれたのだろう」
「迷惑な話ね」
「ああ、全くだ。その当の本人は海外に出かけて帰ってくる予定すら分からないっていうのに」
公開:18/11/08 11:54
更新:18/11/19 20:55

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