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新郎新婦の入場です。ご観覧の皆様、御起立をお願いします。

「皆さん、私達のためにお集まり頂いてありがとうございます。これは僅かばかりの品ですがお納めください。」
そう言うと、新郎新婦は上段から何カラットもある宝石を辺りかまわず、ばら撒いた。
「ははは、庶民ども、お前達にはこんなもの見たことはないだろう。くれてやる。恵んでやる。さあ、地面に這いつくばって拾え、拾え、拾え。ここからが本当の拾う宴の始まりだ。」

結婚式が終わり、家路に着くと私は疲労していた。
公開:18/11/05 15:07

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