なりたて〇〇
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俺は、耐えられないくらいの圧迫感で意識が覚醒したんだ。
小刻みに繰り返されるそれに耐えられなくなった俺は、なんとか逃げようとしたんだけど、できなかったんだよね。
何故かって?身体が全く動かなかったからさ。
瞼さえも動かせなかった。まるで床に縫い付けられたかのように、俺の身体はピクリとも動かなかったんだ。
そこでようやく状況に気付いた。これは金縛りだと。
俺は変に冷静になってさ。身体が動くまで待つしかないやって。
どのくらい経ったかな。不意にパッと右目が開いたんだ。
俺は心底安心した。目の前には男の人が1人いてさ、俺の顔をまじまじ見てるんだよ。
そのあとすぐに声が聞こえたんだ。
「ご愁傷さまです。」ってさ。
金縛りじゃなかったんだよ。
その証拠に、今は自由に動けてる。
君、俺のこと視えてるよね。
幽霊なりたてで1人じゃ不安だから、君に憑いていってもいいかな?
小刻みに繰り返されるそれに耐えられなくなった俺は、なんとか逃げようとしたんだけど、できなかったんだよね。
何故かって?身体が全く動かなかったからさ。
瞼さえも動かせなかった。まるで床に縫い付けられたかのように、俺の身体はピクリとも動かなかったんだ。
そこでようやく状況に気付いた。これは金縛りだと。
俺は変に冷静になってさ。身体が動くまで待つしかないやって。
どのくらい経ったかな。不意にパッと右目が開いたんだ。
俺は心底安心した。目の前には男の人が1人いてさ、俺の顔をまじまじ見てるんだよ。
そのあとすぐに声が聞こえたんだ。
「ご愁傷さまです。」ってさ。
金縛りじゃなかったんだよ。
その証拠に、今は自由に動けてる。
君、俺のこと視えてるよね。
幽霊なりたてで1人じゃ不安だから、君に憑いていってもいいかな?
ホラー
公開:18/11/02 01:42
お初にお目にかかります。中埜寛(なかのひろ)と申します。
気が向いたときに気の向くままに書く予定です。
どうぞよろしくお願いします。
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