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テレビの中でミサキがスカイダイビングをしていた。酷い顔だった。絶叫しながら、ジタバタ暴れている。これではインストラクターさんも大変だ。なんて思っていると、地上のカメラに切り替わり、パラシュートで降りてくるのが見えた。着地してヘロヘロになってるミサキが、思い出したかのようにカメラに気づいた。そして、グシャグシャの笑顔で親指を突き立てた…。
「約束守ったわよ」
ミサキがリモコンでテレビを消した。さっきの酷い顔が、この新米看護師と同一人物だとはとても思えない。
「うん。受けるよ、手術」
ミサキは「偉いぞ」と僕の頭を撫でた。
「子供扱いすんな」
不意に笑いがこみ上げてきた。こんな風に笑うの久し振りだと思ったら、もっとおかしくなった。
「ミサキ、さっきの変な顔〜!」
ペシッ
「イテッ!彼氏いなかったら僕が結婚してやるよ」
「10年早い」
ちぇっ。
待ってろ。元気になって、すぐに大人になってやる!
「約束守ったわよ」
ミサキがリモコンでテレビを消した。さっきの酷い顔が、この新米看護師と同一人物だとはとても思えない。
「うん。受けるよ、手術」
ミサキは「偉いぞ」と僕の頭を撫でた。
「子供扱いすんな」
不意に笑いがこみ上げてきた。こんな風に笑うの久し振りだと思ったら、もっとおかしくなった。
「ミサキ、さっきの変な顔〜!」
ペシッ
「イテッ!彼氏いなかったら僕が結婚してやるよ」
「10年早い」
ちぇっ。
待ってろ。元気になって、すぐに大人になってやる!
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公開:18/11/03 12:48
更新:18/11/03 22:25
更新:18/11/03 22:25
スクー
スカイダイビングする白衣の天使
月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。
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