朝、目覚めると俺の義理の妹がゾンビになっていた件 18

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「どこに住もうと人の勝手だろう。それにこの屋敷は私が買ったのだ。誰にも文句は言わせん。この館はいいぞ。実に優良物件だ。一年中、暗く、ひんやりじめじめしていてお肌が乾燥しないし、厄介な近所付き合いをしなくてもいい。それにおあつらえ向きの棺桶まで完備しておる。実に親切な不動産屋だ。まあ、お化け屋敷とは言われているだけあって安く買い叩けたのはラッキーだったな」
「そんな事言って背後からガブッと血を吸うんだろ」
「人聞きが悪いな、君は。こう見えても、私はうら若き淑女だよ。そんな野蛮な直飲みをする訳ないじゃないか。大人の淑女はこれを使うのだよ」
「ストロー?」
「そうだ。スタンガンで気絶させた女性の首元にこれを刺し、チュー、チュー吸うのだ。そうしないと吸血鬼因子が相手の体に感染して血を求め彷徨うゾンビが出来てしまうからな。あれっ、君はこの前、私が血を吸った娘じゃないか」
「って、お前のせいかーい」
公開:18/11/01 13:54
更新:18/11/03 12:08

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