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銀座のニーソ・ビルで、リンコちゃんは変わった「ペット・ロボット」を見つけた。名前は「obia」。よくある癒しロボットとは違い、それは “アマノジャク・ロボット”だった。彼女はそこに惹かれて、購入した。
そいつは何かと、持ち主のやることを否定するクセがある。
リンコちゃんが、曲を作って口ずさむと、「obia」が言う。『アンマリ、いいメロディジャ、ないネー』
ムッとしながら、彼女はメロディを作り直す。彼女も意外とあまのじゃくで、ただ褒められのでは満足しない。
いつでもそんな調子。時々彼女は、そいつを「可愛くないなあ」なんて思う。
ある日。自分が作った曲に自信が持てずに、彼女は落ち込んだ気持ちで、メロディを口ずさんだ。
...すると、obiaがつぶやいた。「落チコンデルケド、ケッコウ、いい曲ジャン!」
リンコちゃんはちょっと笑い、「お前を買って、よかったヨ」 と言って、そいつの頭をなでてやった。
そいつは何かと、持ち主のやることを否定するクセがある。
リンコちゃんが、曲を作って口ずさむと、「obia」が言う。『アンマリ、いいメロディジャ、ないネー』
ムッとしながら、彼女はメロディを作り直す。彼女も意外とあまのじゃくで、ただ褒められのでは満足しない。
いつでもそんな調子。時々彼女は、そいつを「可愛くないなあ」なんて思う。
ある日。自分が作った曲に自信が持てずに、彼女は落ち込んだ気持ちで、メロディを口ずさんだ。
...すると、obiaがつぶやいた。「落チコンデルケド、ケッコウ、いい曲ジャン!」
リンコちゃんはちょっと笑い、「お前を買って、よかったヨ」 と言って、そいつの頭をなでてやった。
ファンタジー
公開:18/11/01 23:03
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
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