朝、目覚めると俺の義理の妹がゾンビになっていた件 15

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俺は玄関の呼び鈴を鳴らした。
ジリリリ
「ごめん下さい。誰か居ませんか」
無言だった。
「聞こえなかったのかな」
そう思い、俺はもう一度、呼び鈴を鳴らした。
ジリリリ
やっぱり、返事が無かった。
さらにさらに俺は呼び鈴を鳴らした。
ジリリリリ
数秒後
「えーい、うるさい、うるさい、うるさい。人が熟睡しかけた時にベルなんか鳴らすな。気が散って眠れないではないか。・・・んっ、お前達は誰だ。まっ、まさか、泥棒か。こんな真昼間から。くくくっ、愚かな奴等だ。我に会った事を一生後悔するがいい。まさか、こんなに早く、この左手に封印されたマギカの力を解放する時が来るとは。今こそ真の力を・・・」
よいしょ、よいしょ、よいしょ
少女は急いで左手の包帯を外している。
「もし、もーし、君は何をやっているのかな」
「見て分からんのか。馬鹿め。封印を解いているに決まっているだろ」
何だ、この中二病全開のお子様は。
公開:18/11/01 11:25
更新:18/11/03 12:06

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