朝、目覚めると俺の義理の妹がゾンビになっていた件 13

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その日からマミーの里親探しは始まった。
アリサは学校の友人や先生に片っ端から聞いて回った。
一方、俺の方も飼い主募集のチラシを大量に作製し、周囲に配った。
その成果もあってマミーの飼い主に多くの希望者が現れた。
けれども、これと言ってマミーの飼い主に相応しい人物には巡り合えなかった。一目見るなり、私の想像していたのとは違うわだとか、血統書が無いなんて信じられないだとか、好き放題言って帰っていくのだ。正直、俺は、げんなりするほど疲れていた。
「みんな勝手だなぁ」
「そうですね、お兄ちゃん」

それから数日後、俺が公園のベンチで休憩していると隣に座る男性と目が合った。二人は軽く会釈を交わし、たわいない話を語った。その際、娘さんが愛犬を亡くして塞ぎ込んでいると言う話を聞いた。そこで俺がマミーの話を薦めたところ快く承諾されたわけだ。

「マミー、短い間だったけど、お前とはもうお別れよ。さよなら」
公開:18/11/01 10:31
更新:18/11/03 12:04

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