朝、目覚めると俺の義理の妹がゾンビになっていた件 12

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ガーン
「お兄ちゃん、この子、家では飼えないの。こんなに可愛いのに。ほら、私にこんな懐いているんだよ。お兄ちゃんもきっと気に入るはずだよ。ほら、マミーも尻尾を振って可愛さをアピールしている。お兄ちゃん、この子に触ってみて。モフモフして気持ちいいでしょ。それでも駄目。・・ふ~ん。そうなんだ。お兄ちゃんは幼気なか弱い動物をこの寒い時期に外へ放り出すんだ。お兄ちゃん、酷い、鬼、悪魔」
「ううっ、それを言われると俺としても辛い。でも、これはマンションの規則なんだ。分かってくれ。ほらっ、動物の鳴く声や体臭が近所迷惑になる事は理解できるだろ」
「それはそうですが」
「分かってくれて助かるよ」
「それじゃ、この子はどうなるの。もしかして保健所に連れて行くの」
「いいや、俺なりに精一杯、里親を探してみるつもりだ。勿論、アリサも付き合ってくれるよな」
「当然です。アリサはいつだってお兄ちゃんの味方ですから」
公開:18/11/01 07:18
更新:18/11/03 12:03

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