朝、目覚めると俺の義理の妹がゾンビになっていた件 10

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それは放課後、友人のナナミ、陽菜と一緒に自転車を押しながら女子トークをしている時の事だった。
「それでさー、陸上部の太田が校舎裏であたしに向かって「ずっと好きでした。付き合って下さい」って告ってきたわけ。だからあたしは鏡を見て出直して来なって言ってやったんだ。そしたら、あいつ急に泣き出してさ、なだめるのに大変だったんだ。周りには野次馬のギャラリーが笑いながら見ているし。なんであたしがこんな目に遭わなきゃならないんだって感じ。泣きたいのはあたしの方だよ」
そんな会話の最中、友人のナナミが一点を見つめ、言った
「あれっ、子犬がいる」
「あっ、本当だ。行って見よう」
私達は急いで駆け出し、近寄った。
『この子を拾ってやってください』
「わぁ~可愛そう。この子、捨てられちゃったんだ。よしよし、可愛い子でちゅね。どうちゅたんですか。お姉さんは怖くないでちゅよ」
ええっ、あの強面の陽菜が赤ちゃん言葉を
公開:18/11/01 06:18
更新:18/11/03 12:02

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