ゾン日

「今日はゾン日です。皆ゾンビになり、死んでも蘇ります。」
時の宰相がいった。
死んでも蘇る！なら殺し放題じゃないか。小学生の太郎は考え、太郎マザーの朝食に毒を盛った。
あがあ。あっけなく太郎マザーは倒れた。そこに太郎ファザーがやってきた。
「おい、母、死んでるじゃねえか。」
焦る太郎ファザー
「今日はゾン日だから、死んでも蘇る。」
太郎が説明する。
そうなのか。ドゴォッ
太郎ファザーは太郎を吹っ飛ばした。即死。
まあ、蘇るし。
しかし、次の日の朝になっても二人は蘇らない。困っていたのは太郎ファザーだけではなかった。たくさんの人が同じように殺人していた。
ジジジジ
時の宰相の緊急会見が始まる。
「ゾン日、私の勘違いでした。しかし、人が死ぬのはいつでしょう。それは忘れられたとき。人々は皆、あなたの中で生きているのです。」
生きている、太郎も太郎マザーも、俺の、中で。
人々は感動し涙を流した。