糠星と青い花

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夜空に散りばめられた無数の小さな星々…
小さな星だからといって、大きな星に劣って輝きが鈍いのか…
小さな星々は一箇所に集結したように、何光年前遠くの地球さえも照らし出す輝きを放っていた。

冬空の下で萎れかけている一輪の青い花…
幻に攫われたまま、いつの間にか現実と隔離されてしまい、白い霧の中を彷徨っているのかのように…
最後の一弁が落ちてしまうのか?
それとも、再び、陽の目を見るのか?
花は必死に冬を越えて、春を迎えた。
青い花は元気を取り戻したかのように、背筋をのばし咲き誇っていた。
その他
公開:18/10/29 19:52

神代博志( グスク )









 

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