とある騎士の物語
7
10
頁くん、同くん、宛ちゃん、要くん、却ちゃんの五人が総合ディスカウントストアにやって来た。本日の目玉商品を買うために。
五人はそれを購入すると、さっそく身に着けた。
「オレ合わないわ……」
「僕はピッタリだ!」
「私も良い感じよ」
「ボクもフィットしてますー」
「あたしもー!」
頁くん以外は嬉しそうだ。そんな四人が頁くんのために店内を物色し始めた。そして……。
「「「「頁くんにピッタリのあったよ!」」」」
差し出されたモノを見た頁くんは、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている。
「オレだけこれかよー」
バラけていた五人は頭、胴、腕、腰、脚となり、再び一体化した。頭だけは不満そうにしている。
「ちぇっ。俺も月が良かったなぁ。なんで豆なんだよー」
「「「「文句あるなら新月でも被っておけ!」」」」
こうして、ドン・キホーテという名の亡霊は首なし騎手として満月が照らす中、黄泉の国へと旅立った。
五人はそれを購入すると、さっそく身に着けた。
「オレ合わないわ……」
「僕はピッタリだ!」
「私も良い感じよ」
「ボクもフィットしてますー」
「あたしもー!」
頁くん以外は嬉しそうだ。そんな四人が頁くんのために店内を物色し始めた。そして……。
「「「「頁くんにピッタリのあったよ!」」」」
差し出されたモノを見た頁くんは、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている。
「オレだけこれかよー」
バラけていた五人は頭、胴、腕、腰、脚となり、再び一体化した。頭だけは不満そうにしている。
「ちぇっ。俺も月が良かったなぁ。なんで豆なんだよー」
「「「「文句あるなら新月でも被っておけ!」」」」
こうして、ドン・キホーテという名の亡霊は首なし騎手として満月が照らす中、黄泉の国へと旅立った。
ファンタジー
公開:18/10/27 23:20
更新:18/10/28 00:06
更新:18/10/28 00:06
ドン・キホーテで買った月
スクー
まったり。
2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)
壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)
ログインするとコメントを投稿できます