「ウツムキドリ」

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籠の中の鳥。
美麗であるはずの羽根。
深い闇に包み込まれる。

孤独な日々。
空に見離された鳥。
やがて鬱に沈む。

鳥は俯いたまま。
前、見る事を止めた。
空、見る事を止めた。

そして……。

空高く、羽ばたく事を忘れた。
羽根広げ、羽ばたく事を忘れた。
空に向かう、羽ばたき方を忘れた。

うつむいたまま。
うつむいたまま。
うつむいたまま。
あとはただ深い深い闇へと……。

墜ちてゆくだけ。
その他
公開:18/10/27 23:20
20代前半の頃に書いた詩

壬生乃サル

まったり。

2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)

壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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