僕はVR世界に出勤する
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朝起きると僕は身支度をして、パソコンの前に座る。僕が出勤するのは、仮想現実世界にある会社だ。もちろん、ゲームじゃない、ちゃんとした株式会社だ。
ニート向けに就職を斡旋できないかとソーシャルVRを取り入れ、試験的に始まったこの会社は概ね好評だ。パソコンでの実作業意外に、自分のアバターが、仮想空間で同僚や上司と会話をしたり、ミーティングや会議を行ったりできるんだ。
今までどの仕事をしてどれぐらい成果を上げたか、僕が今どれぐらいの評価なのかなど、全てのデータが確認できるようになっているのも、すごく便利だ。
会社の人たちとリアルでは一度も会ったことがないけれど、仕事をする上で不都合はない。
ちなみに僕のアバターは、黒い狼さんという名前。長身痩せ型クールで仕事をサクサクこなす30代男性だ。自分もVRで作ったキャラがすっかり板についてしまった。
不登校の女子高生だとは誰も思っちゃいないだろうなぁ。
ニート向けに就職を斡旋できないかとソーシャルVRを取り入れ、試験的に始まったこの会社は概ね好評だ。パソコンでの実作業意外に、自分のアバターが、仮想空間で同僚や上司と会話をしたり、ミーティングや会議を行ったりできるんだ。
今までどの仕事をしてどれぐらい成果を上げたか、僕が今どれぐらいの評価なのかなど、全てのデータが確認できるようになっているのも、すごく便利だ。
会社の人たちとリアルでは一度も会ったことがないけれど、仕事をする上で不都合はない。
ちなみに僕のアバターは、黒い狼さんという名前。長身痩せ型クールで仕事をサクサクこなす30代男性だ。自分もVRで作ったキャラがすっかり板についてしまった。
不登校の女子高生だとは誰も思っちゃいないだろうなぁ。
その他
公開:18/10/26 22:28
働きたい会社
人間界で書いたり読んだりしてる骸骨。白むうと黒むうがいます。読書、音楽、舞台、昆虫が好き。松尾スズキと大人計画を愛する。ショートショートマガジン『ベリショーズ 』編集。そるとばたあ@ことば遊びのマネージャー。
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