124. 海の月

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私の母方の家系は先祖代々海女をしている。私は未だ現役の祖母を尊敬しており、幼い頃から泳ぎを鍛え、高校生の頃から勉強の傍ら祖母や母を手伝っている。
そんな祖母の名前は「月美」
同じく生涯現役を続けた曾祖母が、海中から太陽を眺めると月のようだといつも感じていたのでそう名付けたそうだ。
祖母は海女なのに月美なんて変だとよくからかわれたらしいが、曾祖母の気持ちは私にはよくわかる。
海の水は天候や波の強さ等で濁っていることもあるが、晴れて穏やかな日にはケイソウ等のプランクトンがマリンスノーとして降り注ぎ、海に潜っているのに宇宙にいると感じることもしばしばあるからだ。
そんな祖母もこの頃は体力が落ちたので後は私に託すとこの前笑って言ってくれた‼
友達はこの秋、家族と栗を拾いに行くと嬉しそうに話していたけど、私は海の栗であるウニを拾う。
少しでも沢山拾って祖母を笑顔にするため、晩夏ギリギリまで海に潜る。
その他
公開:18/10/25 08:00
更新:18/12/23 21:30
スクー 月に代わって栗拾い

ことのは もも( 日本 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
最近書いたものと昔書いたものをランダムにアップしています。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します☆

2018年5月から書き始めて、2019年3月の時点で200作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツ書いていこうと思います(*^^*)
 

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