飲み過ぎ警棒
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「山内さん、なんですか、その棒」
飲み会でのこと。チームリーダーの山内さんが棒を握りしめながら酒を飲んでいる。
「これ?これはね、飲み過ぎを教えてくれる棒。こうやって握りしめていると血中アルコールを測って、一定以上の数値になるとね」
そこまで言ったとき、
ぶ わ っ
棒がいきなり膨れ上がった。まるで鬼のこん棒だ。
「ありゃ、もう規定値になっちゃったか。そうそう、こんなふうに棒が膨れて、飲み過ぎを教えてくれるってわけさ。おーい、幹事、俺、烏龍茶ちょうだい」
飲み過ぎを警報してくれる棒、略して「飲み過ぎ警棒」と言うらしい。
「山内さん、それ貸してください」
「いいよ、ほれ」
真っ赤な顔の課長に持たせてみた。途端、柱のような大きさになってしまった。
「課長、飲み過ぎですよ」
「な~にをおっしゃらりるれろ~」完全に壊れている。
これからは一家に一本、飲み過ぎ警棒!
飲み会でのこと。チームリーダーの山内さんが棒を握りしめながら酒を飲んでいる。
「これ?これはね、飲み過ぎを教えてくれる棒。こうやって握りしめていると血中アルコールを測って、一定以上の数値になるとね」
そこまで言ったとき、
ぶ わ っ
棒がいきなり膨れ上がった。まるで鬼のこん棒だ。
「ありゃ、もう規定値になっちゃったか。そうそう、こんなふうに棒が膨れて、飲み過ぎを教えてくれるってわけさ。おーい、幹事、俺、烏龍茶ちょうだい」
飲み過ぎを警報してくれる棒、略して「飲み過ぎ警棒」と言うらしい。
「山内さん、それ貸してください」
「いいよ、ほれ」
真っ赤な顔の課長に持たせてみた。途端、柱のような大きさになってしまった。
「課長、飲み過ぎですよ」
「な~にをおっしゃらりるれろ~」完全に壊れている。
これからは一家に一本、飲み過ぎ警棒!
その他
公開:18/10/25 21:36
文章を書くのが大好きです。
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