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ワダツミ-ワタツミは綿津見、和田津見、渡津見など色々な表記がある。最も分かりやすい表記は海神であろう。ワダツミは海の神を差す、古来から日本にある言葉である。
2016年のある日、放浪癖のある女は、離島へ移住した。そこで女は行者と出会った。女は行者に、この放浪したい気持ちはどこから湧き出るのかと問うた。行者はそれは、あなたがワダツミの地に生まれたからだと言った。
行者は伝えた。
大陸にいた古代の人々は、日々の暮らしを受け継ぎ、紡いできた。しかしその中で、決まった日常に飽き、海の向こうの世界に憧れる者達もいた。
ある日、その者達はその好奇心ゆえ、海を渡ることを選んだ。
果てのないような旅で、たどり着く前に亡くなった者の数は知れない。幾度目かの死者の後、同じ志を持つ者達が、未踏の島にたどり着いた。
その者達はそこで新たな暮らしを始める。彼らこそがワダツミである。
2016年のある日、放浪癖のある女は、離島へ移住した。そこで女は行者と出会った。女は行者に、この放浪したい気持ちはどこから湧き出るのかと問うた。行者はそれは、あなたがワダツミの地に生まれたからだと言った。
行者は伝えた。
大陸にいた古代の人々は、日々の暮らしを受け継ぎ、紡いできた。しかしその中で、決まった日常に飽き、海の向こうの世界に憧れる者達もいた。
ある日、その者達はその好奇心ゆえ、海を渡ることを選んだ。
果てのないような旅で、たどり着く前に亡くなった者の数は知れない。幾度目かの死者の後、同じ志を持つ者達が、未踏の島にたどり着いた。
その者達はそこで新たな暮らしを始める。彼らこそがワダツミである。
公開:18/10/19 19:00
更新:18/10/26 18:03
更新:18/10/26 18:03
自然と暮らす。
題材は身近なものが多いです。
110.泡顔
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