新鮮な食事

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20XX年。世界中で大気汚染が深刻化し、外の世界と隔離された施設でないと食事するのもままならない世界。

今夜も一人の男が店にやってきた。
「甘いものが欲しいんです。パフェなんかありますか」
「はい、ご用意しております。こちらへ」
ようやく食事に有り付けるようだ。
従業員は男を店の奥へ案内する。

やがてパフェが並ぶスペースへとやってきた。パフェたちは、まるでその男に早く自分を選んで欲しいかのようにそこにいた。

「こんな大きいものまであるんですか」
男はそう呟いて


私の目の前に立ち止まった。
ショーケースが開く。
「さあ、どうぞ」


バクリ。

私は目の前にやってきた食事を一口で飲み込んだ。
やはり新鮮なものを食べられるのはこの店くらいだな。

「ありがとう、うまかったよ」
従業員にそう伝え、金を置いて出ていく。

「ありがとうございました。また、お越しくださいませ」
SF
公開:18/10/22 20:00
SFホラー

たけなが


たくさん物語が作れるよう、精進します。
よろしくお願いします!

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