死因 -特別な一皿-

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美食家のパーティで凄惨な事件が起こってしまった。
パーティに参加していた美食家達が皆、爆死してしまったのだ。
目を背けたくなる現場で私は鑑識からの報告を受けていた。
「被害者は全員、体内から爆破された模様です」
何と恐ろしい!皆、爆弾を食わされたということか!
「犯人も特定できました。パーティの料理を作った料理人全員です」
何と!これは組織的な犯行だったのか!今すぐ全員逮捕だ!
「それは無理ですね」
何故だ?
「だって料理人は皆、この日の為に特別な一皿を用意していただけですよ。これ、食べてみてください」
鑑識に差し出されたものを口にする。
こんな美味いもの、初めて食べた!
「でしょう?被害者は全員これを沢山食べているんです」
だから何だというんだ?
「まだ分かりませんか?被害者は皆、腹の中で美味さが爆発したんですよ」
そんなバカな…そう思うも今、私の腹の中では美味さがポンポンと弾けている。
ミステリー・推理
公開:18/10/22 18:57

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