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 目覚めると私は河原にいて、河原には大勢の子供たちが遊んでいた。
 一人のみすぼらしく汚れた娘に近づくと、彼女は辺りの小石を使って、幾つかの山を築いているようだった。
 何を作っているのかと私が尋ねると、彼女は青白い顔にニッコリと微笑みを浮かべ、これはお父さん、これはお母さんと石の山を指差し、最後に目の前の一番小さな山を優しく撫でながら、そしてこれが弟よと言った。
 私はそうかそうかと頷くと、弟の石山を蹴飛ばす。
 彼女は悲鳴を上げて、咄嗟に石山を庇おうとしたが、痩せっぽっちの小さな身体ではとても庇いきれず、結局、全ての山は蹴り崩された。
 何もかも失って泣き崩れる娘を後に、私は次の子供の元へと向かった。
 娘は再び小石を拾って積む。
その他
公開:18/10/20 11:30

固形物

まだよく分かりませんので、よろしくお願いいたします。

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