妖艶な花魁たち

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妖艶な花魁の猫がいた。
雄猫は彼女に見向きもしなかった。
そこで彼女は小判をチラつかせた。
それでも彼は見向きもしなかった。

妖艶な花魁の犬がいた。
彼女に見とれていた雄犬は棒に当たった。

妖艶な花魁の豚がいた。
雄豚は彼女に見向きもしなかった。
そこで彼女は真珠をチラつかせた。
それでも彼は見向きもしなかった。

妖艶な花魁の猿がいた。
彼女に見とれていた雄猿は木から落ちた。

妖艶な花魁の馬がいた。
牡馬は彼女に見向きもしなかった。
そこで彼女は念仏のように口説き文句を唱えた。
それでも彼は見向きもしなかった。

妖艶な花魁の河童がいた。
彼女に見とれていた雄河童は川に流された。

妖艶な花魁の兎がいた。
雄兎は彼女に見向きもしなかった。
そこで彼女は祭文語りを始めた。
それでも彼は見向きもしなかった。


こうして妖艶な花魁たちにより様々な諺が生まれた事は、意外と知られていない。
その他
公開:18/10/21 23:56
更新:18/10/25 01:12

壬生乃サル

2019年(8/8~)
・のんびり55本ノック!
6/55 (9月12日現在)
2019年(~8/8)
・500まで(180本)ノック!完走。
2018年(5/13~12/31)
・壬生の(320本)ノック!完走。

壬生乃サル (みぶ の さる)
https://twitter.com/saru_of_32

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