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スーツ姿の僕がたどり着いたのは、ただの広場だった。
「あれ、ここで合ってるはずなんだけど」
周囲を見回していると、足元から突然声がした。
『おう。よく来たな』
「わぁっ!?」
驚いて後ろに飛び退くと、マンホールがゴゴゴ……とせり上がった。
顔を出したのはリクルーターの先輩だった。
「ちょっと、先輩。どうしたんですか」
『びっくりしたか。まぁ入れよ』
中に入ると、エレベーターみたいに動き出した。
「先輩、どういうことですか」
『働きたい人が殺到すると困るから、オフィスを隠してるんだ』
「え」
『ほら、着いたぞ』
そこに広がる光景に僕は思わず絶句した。
「す、凄い……」
『どうだ、働きたいか?』
「是非! お願いします」
こうして僕は入社を決めた。
家に帰る時間も惜しく、マンホールに住み着く毎日だ。
皆が働きたくなるので、仕事の内容は言えない。
興味のある人は、自力で探し出してほしい。
「あれ、ここで合ってるはずなんだけど」
周囲を見回していると、足元から突然声がした。
『おう。よく来たな』
「わぁっ!?」
驚いて後ろに飛び退くと、マンホールがゴゴゴ……とせり上がった。
顔を出したのはリクルーターの先輩だった。
「ちょっと、先輩。どうしたんですか」
『びっくりしたか。まぁ入れよ』
中に入ると、エレベーターみたいに動き出した。
「先輩、どういうことですか」
『働きたい人が殺到すると困るから、オフィスを隠してるんだ』
「え」
『ほら、着いたぞ』
そこに広がる光景に僕は思わず絶句した。
「す、凄い……」
『どうだ、働きたいか?』
「是非! お願いします」
こうして僕は入社を決めた。
家に帰る時間も惜しく、マンホールに住み着く毎日だ。
皆が働きたくなるので、仕事の内容は言えない。
興味のある人は、自力で探し出してほしい。
SF
公開:18/10/21 09:37
おっさんになりましたが、夢は追い続けます
「小説は短く、人生は永く」
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