忘れられぬ炎

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ある日、異星人の宇宙船が地球にやってきた。
宇宙船は世界各地に降り立つと、巨大なトーチを建設し始めた。
その数は日に日に増えていった。

各国政府は緊急会議を開き、人類は異星人による侵略が始まったと震える日々を過ごした。
しかし、異星人たちはただ黙々とトーチを建てていた。

十一月七日、地球上に建てられたすべてのトーチに巨大な炎が灯された。
そして、異星人たちは地球から去っていった。

世界が混乱するなか、一人の女性がソファーに座りながら、テレビのニュースを見ていた。
テレビ画面には、衛星写真にトーチの炎が映っていた。

「ねぇ、これって何かの文字のように見えない?」

女性は後ろにいた友人に尋ねた。
友人はくすりと笑った。

「『エルザ、お誕生日おめでとう。パパとママより』と書いてあるわ」

友人の名はエルザ。
彼女は遠い星から地球に留学に来ていた。

今日、十一月七日は彼女の誕生日だ。
SF
公開:26/11/07 19:55
更新:26/11/07 19:57

加賀美 秋彦

加賀美 秋彦と申します。
2025年4月から、ショートショートを書き始めました。
色々なジャンルの作品を書いています。
よろしくお願いします。

作品イラストはフリー素材やAIで作成したものです。

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