投函される秘密

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番号や記号が日付と共に書かれた謎の紙片が、郵便ポストに毎日投函される様になった。
誰かのマイナンバーカード番号か、郵便番号か、預金通帳番号か、それとも定期券番号か米穀通帳番号なのか。
日に日に増える謎の番号片を捨てるわけにもいかず、取り敢えず私は一枚ずつ紐を通し、日付順に保管することにした。
一か月もすると、紐はずっしりと重くなった。ある晩、何気なく紙片を日付順に並べてみると、
番号の羅列が一つの住所を示している事に気がついた。
それは、昔私の先祖が暮らしていた武家屋敷の住所だと言う事も分かった。
その翌朝、番号ではなく、今度は文章が書かれた一つの巻物が投函されたのだ。

そこには数字は一切なく、ご先祖様が丁寧に毛筆で認めた書であった。
子孫のお前には、秘密の宝物の隠し場所を、密かに教えようと考えている。
それには私の最後の投函を待てと。
その場所を示す最終便は、十年を待てど未だ届かない。
ミステリー・推理
公開:26/11/07 07:56

gonsuke

ラベル小説第2弾 「花ビー玉」ショートショートクラフトビール コンテスト:「泡救隊」にてロケット花火賞を受賞 2024年

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