ポップコーン畑でつかまえて

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とある田舎町。ここの名産はポップコーンだ。
トウモロコシではない、ポップコーンである。
毎年、秋になると畑から「パン!」という音とともにポップコーンが弾け飛ぶ。それがこの町の風物詩であり、この光景見たさの観光客もいるほどだ。

この町は、元からこうだったわけではない。
ある日突然、トウモロコシが弾け飛ぶようになり、その頻度は年を追うごとに増していた。
町の老人は、昔はこんなことはなかったと嘆いたが、観光業者は豊作だと喜んだ。

ところで、地球の平均気温はこの数十年で大きく上昇した。
まるで、熱せられたフライパンのように。

今日もポップコーン畑では、あちこちでポップコーンが弾けていた。
その中を子供たちが歓声を上げながら駆け回り、飛び散ったポップコーンを拾い集め、友達に投げつけて遊んでいた。
SF
公開:26/11/01 10:00
更新:26/11/01 12:56

加賀美 秋彦

加賀美 秋彦と申します。
2025年4月から、ショートショートを書き始めました。
色々なジャンルの作品を書いています。
よろしくお願いします。

作品イラストはフリー素材やAIで作成したものです。

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