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割れたクッキー
あるところにクッキー屋さんがありました。
不思議なことに、職人がどう焼いても、クッキーは全部割れてしまいます。
味には自信がありましたが、ほとんど売れませんでした。
「明日こそ、割れませんように」
毎晩、職人は神様に祈りました。
ある夜、売れ残りを見て思いつきました。
「捨てるのはもったいない。塔でも作るか」
職人はプラモデル作りが得意でした。
割れたかけらを組み合わせ、一晩で見上げるほど立派な塔を作りました。
翌朝、店先に人だかりができました。
「同じクッキーです。どうぞ」
職人が試食を配ると、
「おいしい!」
「こんなクッキー、初めてだ!」
評判は町中に広まり、職人の店は繁盛しました。
その日から、町中のクッキー屋のクッキーは割れていました。
あるところにクッキー屋さんがありました。
不思議なことに、職人がどう焼いても、クッキーは全部割れてしまいます。
味には自信がありましたが、ほとんど売れませんでした。
「明日こそ、割れませんように」
毎晩、職人は神様に祈りました。
ある夜、売れ残りを見て思いつきました。
「捨てるのはもったいない。塔でも作るか」
職人はプラモデル作りが得意でした。
割れたかけらを組み合わせ、一晩で見上げるほど立派な塔を作りました。
翌朝、店先に人だかりができました。
「同じクッキーです。どうぞ」
職人が試食を配ると、
「おいしい!」
「こんなクッキー、初めてだ!」
評判は町中に広まり、職人の店は繁盛しました。
その日から、町中のクッキー屋のクッキーは割れていました。
その他
公開:26/10/30 17:32
日常に潜む不思議や矛盾をもとに最後に「あっと」思わせるブラックユーモアなどを書いています
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宮東真 琴音