異次元な日常

0
1

登校中の私の前に今、アンキロサウルスが突っ立っている。背中を覆う装甲、棍棒のようなしっぽ。うん、間違いなくアンキロサウルスだ。鼻息荒く、今にも突進してきそうな感じだが、私も遅刻するわけにはいかない。さて、どうしたものかと考えていると…

ドッドッドッドッドッ…

やかましい足音がしたかと思うと、次の瞬間、アンキロサウルスの横っ腹にものすごい勢いで何かが突進した。巨体が宙を舞い、沈んだ。
「グルルル…」

よく見ると、その何かは、パキケファロサウルスだった。さすが頭突き恐竜。

「ブルルル…」

気絶したかに見えたアンキロがゆっくりと起き上がり、体制を整えるとパキケファロに向き合った。案の定、喧嘩勃発。

「グルルルルルァッッ!!」
「ブルルルルルォッッ!!」

そんな奴らを尻目に、私は戻った日常に安堵して登校した。
「おはよー」 
「おっはよー」
SF
公開:26/10/18 15:39

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容