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お隣さんが、庭先に成った柿をたくさん持ってきてくれた。

「そのまま食べてもいいけど、ジャムもオススメよ! お砂糖食べさせてるからものすごく甘いの。煮る時はレモン汁だけにしてね!」

「お砂糖を⋯⋯食べさせてる!?」

「そう。実が成長すると、側面に口が出てくるから、スプーンで少しずつお砂糖をあげてるのよ」

冗談のつもりなのだろうが、反応に困り、わたしは曖昧に笑う。

「足りなかったら言ってね。まだまだいっぱいあるから!」

お隣さんは、甘ったるい香水の匂いを残して帰っていった。

それからしばらくして、お隣さんが行方不明になったことを知った。
ホラー
公開:26/10/17 08:38
更新:26/10/17 09:12

いちいおと

☆やコメントありがとうございます✨

作品のイラストはibisPaintやAIで作成しています。

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