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波は容赦なく建設中の神殿を襲っていた。
次から次へとぶつかる鋭くとがる三角波。漁師は波のうねりのなかに消えていく。
労働者たちは建設中の資材を引き上げるのに必死だ。ひとりの男が若者に指示をする。若者は従うが、この天候にはとても抵抗できそうもない。形だけ木材を運び、安全そうな位置で自らは隠れる。
海の向こう側は晴れ渡っている。
この嵐も一瞬だろうか。収まれば、また苦役が始まる。
それまで労働者たちにとってみれば、ひとときの休息。
それにしても、民を苦しめて建設される神殿に、神は喜んで住まうのだろうか。本当に神がいるのなら、人々を苦しめるこのような神殿は不要なのではないか。
我々が祈っている神とは、どのような存在なのだろうか。
次から次へとぶつかる鋭くとがる三角波。漁師は波のうねりのなかに消えていく。
労働者たちは建設中の資材を引き上げるのに必死だ。ひとりの男が若者に指示をする。若者は従うが、この天候にはとても抵抗できそうもない。形だけ木材を運び、安全そうな位置で自らは隠れる。
海の向こう側は晴れ渡っている。
この嵐も一瞬だろうか。収まれば、また苦役が始まる。
それまで労働者たちにとってみれば、ひとときの休息。
それにしても、民を苦しめて建設される神殿に、神は喜んで住まうのだろうか。本当に神がいるのなら、人々を苦しめるこのような神殿は不要なのではないか。
我々が祈っている神とは、どのような存在なのだろうか。
その他
公開:26/10/02 20:18
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齊藤 想