若いお寿司

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今日は誕生日。なのに、夕飯にトーストが出た。
パンなの?…僕は母さんに目をやる。
「イチゴジャムでいい?」
いや、僕のアイコンタクトは(ジャムを取ってください)ではない。

ダッターーーン!!

突然大きな音がして地面が揺れた。
「大丈夫か?琢也?」
父さんが僕に声をかける。
「大丈夫。ビックリしただけ。雷落ちたね」
「いいえ、雷じゃないわ。これよ」
食卓に回転ずしのレーンがピチピチと動いていた。
「おお!一発で釣れたな。食卓の四隅に緑のバレンを敷いて餌にトーストを置くと釣れるんだよ。でも小さいな1mぐらいか…」
「そりゃお父さん、お店にいるのは長期間育てたレーンだから」
「えっ、回転寿司ってレーンも生ものなの?」
「そうよ、知らなかったの?今日誕生日でしょ」
「回転寿司でお寿司だ。とれたてのレーンだからお寿司も若いぞ」
回転寿司レーンがお皿とお寿司を産む。
僕は嬉しいけどキモイと思った。
公開:26/09/24 07:00
更新:26/09/24 02:40
若いお寿司

さささ ゆゆ( 東京 )

最近生業が忙しく、庭の手入れが疎かな庭師の庭でございます。

「これはいかんっ!!」と突然来ては草刈りをガツガツとし、バンバン種を撒きます。

なので庭は、愉快も怖いも不思議もごちゃごちゃ。

でもね、よく読むと同じ花だってわかりますよ。


Twitter:さささ ゆゆ@sa3_yu2





 

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