世界で一番キミがスシ
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「認めんぞ、結婚なんて!」
一人娘の奈美に男がいることは察していた。
「そこをなんとか、師匠……いや、お義父さん!」
だが、それが弟子の銀次とは考えもしなかった。
「お前にそう呼ばれる筋合いはない!」
「だったら……僕の寿司を食べてください!」
……は?
「父さん、お願い!」
訳の分からぬまま奈美に手を取られ、つけ場へと移動する。
「師匠の教えを胸に、僕が精一杯握ったまぐろです!」
勢いに押され、手渡された握りを口にした。
「……まだまだだな」
「そんな……」
「ただ、筋はある。精進すればいずれは……この店を継げるかもな」
「え?」
「寿司も色恋も、新鮮なうちが花よ」
「あ……ありがとうございます!」
「……ふふ、思った通り。この人、寿司馬鹿なんだから」
突然、妻の渚が奥から顔を出す。
「母さんの作戦、大成功よ!」
……なんだこいつら、裏でも握ってやがったのか。
一人娘の奈美に男がいることは察していた。
「そこをなんとか、師匠……いや、お義父さん!」
だが、それが弟子の銀次とは考えもしなかった。
「お前にそう呼ばれる筋合いはない!」
「だったら……僕の寿司を食べてください!」
……は?
「父さん、お願い!」
訳の分からぬまま奈美に手を取られ、つけ場へと移動する。
「師匠の教えを胸に、僕が精一杯握ったまぐろです!」
勢いに押され、手渡された握りを口にした。
「……まだまだだな」
「そんな……」
「ただ、筋はある。精進すればいずれは……この店を継げるかもな」
「え?」
「寿司も色恋も、新鮮なうちが花よ」
「あ……ありがとうございます!」
「……ふふ、思った通り。この人、寿司馬鹿なんだから」
突然、妻の渚が奥から顔を出す。
「母さんの作戦、大成功よ!」
……なんだこいつら、裏でも握ってやがったのか。
その他
公開:26/09/25 20:55
#若いお寿司
30代後半になりTwitterを開設し、ふとしたきっかけで54字の物語を書き始め、このたびこちらにもお邪魔させて頂きました。
長い話は不得手です。400字で他愛もない小噺を時々書いていければなぁと思っております。よろしくお願いします。
Twitterのほうでは54字の物語を毎日アップしております。もろもろのくだらない呟きとともに…。
https://twitter.com/makihide00
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