ショートショートの刃

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ショートショートの地の底で男は叫ぶ。
「一敗地に塗れたからといって、それがどうだというのだ。
我々は『どんでん返し』『ショートショートの刃』で
突然殺された者、突然不幸にされた者だ。
理不尽な『どんでん返し』、作者の都合と嗜好によって。
今こそ復讐の時だ!」

彼らは武器を手に、雄叫びを上げ
作者のいる創造の回廊を登っていく。


突然、一人の首が飛ぶ。
次々と首が飛んでいく。
混乱と恐怖が広がる。

「ショートショートの刃だ!」

重く速いギロチンは、目に見えず、切れ味で己を示した。
血飛沫が舞い、悲鳴も恐怖も意識も一瞬で刈り取る。
逃げ惑う集団。

復讐の眼差しで、見えぬ刃を男は睨む。
演者と世界だけでなく、読者の物語への情も
突然刈り取る無情の刃。

あまりにも見事な切れ口。

息を呑み

彼は思わず呟いた。


「美しい」




自分の言葉に気付く前に

刃が全てを断ち切った。
ホラー
公開:26/09/13 16:47
更新:26/09/13 16:51

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